脳腫瘍の治療後の変化と再発の画像上の鑑別は? MRI検査頭部 脳腫瘍を治療すると、治療後の変化を生じ、再発との鑑別が一見難しいことがあります。 治療後の放射線壊死では、造影MRIにおいて、造影効果がcut green pepperやsoap bubbleに似た状態になるとも言われま […] 続きを読む
小児の後頭蓋窩の脳腫瘍の鑑別とその画像所見のポイントは? CT検査MRI検査頭部 後頭蓋窩に発生する脳腫瘍の鑑別は、成人と小児で異なるため分けて考える必要があります。 成人の後頭蓋窩脳腫瘍の鑑別 転移性脳腫瘍 血管芽腫 を鑑別に挙げます。 最も多いのは転移性脳腫瘍です。 小児の後頭蓋窩脳腫瘍の鑑別 髄 […] 続きを読む
脳実質外腫瘍の髄膜腫とSFT/HPCの鑑別点 MRI検査頭部 脳腫瘍は腫瘍が脳実質内にあるのか実質外にあるのかでまずは大きく分けられます。 実質外にある場合に、最も頻度が高いのは髄膜腫です。 鑑別として問題になるのが、SFT/HPCです。 続きを読む
肺内リンパ節とは? CT検査胸部 何らかの肺の炎症の結果、もしくは肺に蓄積する物質(炭粉やその他の粉塵など)を処理した結果、肺内のリンパ節が腫脹して、肺内に結節を形成することがあり、これを肺内リンパ節と言います。 肺内リンパ節の特徴 喫煙者や自己免疫疾患 […] 続きを読む
肺のリンパ路に沿った分布を示す疾患の鑑別 CT検査胸部 肺のリンパ路に沿った分布を示す疾患は大きく3つに分けられます。 水分排泄経路としてリンパ路が拡張する疾患 リンパ路自体を増殖の場とする腫瘍性病変/腫瘍類似疾患 異物処理経路としてリンパ路が顕在化する疾患/肉芽腫性疾患 水 […] 続きを読む
腸管の粘膜下浮腫、粘膜下層の肥厚の鑑別 CT検査消化器 腸管の粘膜下浮腫、粘膜下層の肥厚の鑑別 感染症 虚血性疾患 クローン病 血管炎(SLE等) Henoch-Schönlein紫斑病 放射線性腸炎 アレルギー(好酸球性胃腸炎) Henoch-Schönlein紫斑病 小児 […] 続きを読む
頚静脈孔の解剖と好発する腫瘍の鑑別は? 頭部 頸静脈孔は 前内側部の神経部 後外側部の血管部 に分けることができる。 頸静脈孔 神経部 神経部は血管部と比べて細く、舌咽神経が通過する。 頸静脈孔 血管部 血管部には、 内頸静脈 迷走神経 副神経 が走行する。 頸静脈 […] 続きを読む
内耳道の正常径と狭窄・拡張の鑑別 CT検査頭部 内耳道を通るもの 顔面神経 聴神経 迷路動静脈 正常径と狭窄、拡張 2-8mmで平均は4mm 2mm以下は狭窄 8mm以上は拡張 内耳道の狭窄(<2mm)の鑑別 頭蓋骨幹端異形成症(craniometaphysea […] 続きを読む
胸部CTで粒状影と気管支拡張を見た際には CT検査胸部 胸部CTで粒状影(小葉中心性粒状影)と気管支拡張を見た際には 非定型抗酸菌症(NTM) を第1に鑑別にあげます。 そのほか、副鼻腔気管支炎症候群(SBS)の可能性もあるため、喀痰検査によって菌を同定して確定診断を行います […] 続きを読む
胸部CT画像所見から肺炎の起炎菌を推定する CT検査胸部 胸部CT画像の肺炎の所見から、その起炎菌を同定することはある程度可能と言われています。 そのポイントは、まずは気管支の走行を無視した浸潤影の広がりを見せる非区域性パターンを取る起炎菌を知ることです。 非区域性パターンを呈 […] 続きを読む