内耳道を通るもの
- 顔面神経
- 聴神経
- 迷路動静脈
正常径と狭窄、拡張
- 2-8mmで平均は4mm
- 2mm以下は狭窄
- 8mm以上は拡張
内耳道の狭窄(<2mm)の鑑別
- 頭蓋骨幹端異形成症(craniometaphyseal dysplasia)
- 大理石病
- Paget病
- 線維性骨異形成症
など。
内耳道の拡張(>8mm)の鑑別
腫瘍性病変:聴神経腫瘍などの内耳道占拠性病変
非腫瘍性病変:神経線維腫症における硬膜拡張症(duralectasia)
など
小児では正常破格として内耳道が拡張することがある
小児の場合、頭部CTで偶発的に内耳道拡張が認めることが多く、無症候性で両側性で対称性ならば正常破格の事が多い。
参考文献:画像診断 vol.37 No.13 2017 P1358,1361