一見関係なさそうな、神経性食思不振症と頭部CT画像ですが、所見があることがあります。

神経性食思不振症の頭部CT画像

  • 両側眼窩内や側頭窩の脂肪織濃度上昇

を認めることがあります。

これらの部位の脂肪織濃度上昇が起こる機序として

  • 脂質の過酸化亢進による脂肪腫腫
  • 脂肪分解亢進で生じた脂質分解産物による血管透過性亢進

が挙げられます。

参考:Eur Radiol 12:4-6.2002