外傷による硬膜下血腫が圧倒的に多いのですが、それ以外が原因で硬膜下血腫を起こすことがあります。

硬膜下血腫の原因

  • 外傷(圧倒的に多い)
  • 出血傾向:凝固異常、抗凝固療法、血小板減少
  • 低髄圧症候群
  • くも膜のう胞
  • 静脈洞血栓
  • 硬膜動静脈瘻
  • 動脈瘤破裂
  • 硬膜転移、硬膜への腫瘍の浸潤
  • 髄膜腫

などが挙げられます。

外傷がないのに硬膜下血腫を認めた場合はこれらの病態の検索が重要となります。

参考・引用)画像診断 vol.37 No.13 2017 P1287-1302