性器結核、結核性腹膜炎の特徴と画像診断のポイント

  • 性器結核(genital tuberculosis)
  • 結核性腹膜炎(tuberculous peritonitis)

はほとんど続発性で、肺結核、腹腔内結核巣から二次感染として発症します。

女性性器結核

性感染症などが原因となって起こる骨盤内感染症・骨盤内炎症性疾患(PID)のほとんどは上行性に進展しますが、結核の場合は、

  • 卵管>子宮内膜>卵巣>子宮頚部

の頻度で見られます。

卵管結核のほとんどは両側性で続発性に子宮結核を起こすのが過半数と言われています。

症状に乏しいのが特徴です。

結核性腹膜炎

結核による腹膜炎は、

  • 卵管結核
  • 腸結核

から播種が起こったり、

  • 潜在性に感染していた部位からの再燃
  • 肺結核などからの血行性播種

などで発症します。

半数以上で、性器結核を合併していると言われます。

結核性腹膜炎のCT画像所見

CTで認められうる所見としては、

  • やや高吸収な腹水
  • 腹膜の均一な肥厚
  • 5mm以上の腹膜腫瘤

腹膜炎の原因が結核であることを補助する所見としては、

  • 回盲部の腸管壁肥厚(腸結核を示唆)
  • 腸間膜リンパ節腫大
  • 脾腫・脾内石灰化(陳旧性結核を示唆)

などがあります。

リンパ節腫大や腹膜腫瘤はサイズが1cmを超えると内部の乾酪壊死を反映して造影不良となります。

参考:臨床画像 vol.34 No.4 2018 P422


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