副鼻腔炎は通常両側性に認めますが、片側だけに認めた場合、病理学的に確認された原因として、

  • 慢性炎症(68%)
  • 真菌性鼻副鼻腔炎(17%)
  • 内反乳頭腫(7%)
  • 悪性腫瘍(7%)
  • その他(2%)

であったと報告あり。

両側性と比較して悪性腫瘍の可能性も上がるため一応注意が必要。

 

 

  • 真菌性鼻副鼻腔炎
  • アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎
  • 歯性上顎洞炎

はいずれも片側性の副鼻腔炎としてみられることが多い。

参考文献:Int Forum Allergy Rhinol 5:590-596;2015