Castleman病とは原因不明のリンパ増殖性疾患です。
今回は、Castleman病について
- 発生部位
- 病理組織学的分類
- 臨床
- 画像所見
に分けてまとめました。
Castleman病の好発部位
発生部位は、
- 頭頸部 25%
- 縦隔 24%
- 肺門 18%
- 後腹膜 11%
- 腹腔内 3%
と報告されています。
Castleman病の病理組織学的分類
病理組織学的には、
- hyaline vascular type(HV型) 9割
- plasma cell type(PC型) 1割
- 混合型
に分類されます。
Castleman病の臨床
臨床的には、限局性である単中心性と、全身に認める多中心性に分類されます。
単中心性は30-40歳代に多く、完全切除で根治できることがあります。
一方で多中心性は高齢者に多く、比較的予後が不良と報告くされています。
Castleman病の画像所見
HV型は、造影CTで境界明瞭な腫瘤として描出され、比較的強く均一な造影効果を示すことが多いと報告されています。
MRIでは
- T2強調像:高信号
- T1強調像:低〜高信号
と報告によって差があります。