健康診断や人間ドックで受ける尿検査の項目に、尿潜血があります。
この尿潜血で再検査となった場合、病院のどこの科を受診すればいいのでしょうか?
またどんな検査をするのでしょうか?
今回は尿潜血で再検査になった場合の流れについてまとめました。
尿潜血で再検査となった場合は何科を受診すればいい?
尿潜血で再検査となった場合に病院の受診するべき科は
- 泌尿器科
- 腎臓内科
- 一般内科
となります。
尿潜血は尿に血液が混じっていることを示唆する検査ですので、
- 尿が作られる腎臓〜尿路である尿管や膀胱の病気
が隠れている可能性があります。
ですのでこれらの臓器を専門としている科を受診する必要があるということです。
尿潜血で再検査となるのはどんなとき?
尿潜血は、試験紙法と呼ばれる試験を尿につけてその色の変化を見る検査で判定されます。
この試験紙法の結果としては、
- ー:マイナス
- ±:プラスマイナス
- 1+、2+、3+:プラス
がありますが、マイナスの場合は、陰性であり再検査の必要がありません。
しかし、それ以外の±以上は再検査の必要があります。
ちなみに、±:プラスマイナスは弱陽性とされます。
ただし、±や1+程度の場合は、再検査をすると陰性(ー:マイナス)であることもしばしばあります。
尿潜血の再検査でも引っかかった場合の精密検査は?
尿潜血の再検査でも引っかかった場合は、さらなる精密検査を行います。
最初の検査が「試験紙法」と呼ばれる試験紙に尿をつけて色の変化を見る簡易的な検査ですが、さらなる精密検査は
- 尿沈渣(にょうちんさ)
と呼ばれる検査であり、尿を実際に顕微鏡で観察して赤血球の数を計測します。
この赤血球の数が多ければ、血液が尿に混じっていると言うことで「血尿あり」と診断されます。
その後、なぜ血尿が出ているのかは、泌尿器科や腎臓内科で詳しく調べることになります。
どんな検査をするのかは人にもよりますが、
- 採血検査
- 腹部レントゲン検査
- 超音波検査(腹部エコー検査)
- 腹部CT検査
- 腹部MRI検査
などの検査が行われます。
最後に
尿潜血検査で再検査となった場合の流れについてまとめました。
参考になれば幸いです。